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性の精神病理 (性科学双書〈3〉)

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本の紹介:今日では、性的マイノリティ(LGBTQ+)は障害ではなく個性だとされ、性的マジョリティとの比較はタブー視されている。しかし、男女の性差の研究とは区別して、現にそこにある心理学的差異をないものとして扱う風潮は、少なくとも科学的な態度とは言えない。著者は、終戦前後という遠い過去の時代に活躍したアメリカの精神科医であり、世俗的な偏見や差別意識には一切とらわれずに数多くの性的偏倚者(現代の性同一性障害プラス医療の対象外である者も含む)を取り扱い、自由闊達にその思うところを述べている。少し長くなるが、本書のハイライト部分のダイジェストを本文から紹介してみよう:「同性愛が必ず不適応を意味するかどうかは疑わしい。なぜなら、若干の同性愛はかなりよく適応しているからである。」「先天的欠陥が同性愛的行動と関係がある場合はまれである。」「性的偏倚者は、時には生来的に虚弱というハンディキャップを持っている。このハンディキャップは、男性にとっては重大である。」「理論的に言えば、同性愛は自己愛と異性愛との間の一段階を示している。」「両性愛は、同性愛と異性愛との間に介在する1段階である。」「男性性的偏倚者の10%が一人っ子、20%は長子(女性性的偏倚者は4分の1以上)、35%が末子であった。」「男性性的偏倚者の約半数(少女は約5分の1)に夜尿がみられ・・・それが長く持続していた。約半数は子ども時代には臆病であった。」「男性性的偏倚者の約20%は悪夢または爪を噛むという口唇的満足(女性は」10%)または何らかの形の言語障害を呈していた。」「悪夢は男女とも5分の1に認められた。」「攻撃的な爆発は女性偏倚者の5分の1、男性偏倚者はその半分にみられる。」「男性性的偏倚者の30%は、思春期を過ぎても誰かと一緒に寝ていた。」「性的偏倚者の50%は水泳によってはけ口を見出している。野球・バスケットボール・フットボールなどのように、各プレイヤーが個人的な技を競うのではなく、他者と協力し合うゲームでは、性的偏倚者は最も戸惑うようである。」「女性偏倚者の半数近くがおてんばとみなされている。」「すべての女性性的偏倚者は強い男性的衝動を持っているように思われる。」「女性偏倚者は、実際には必ず、青年期に同性愛的で、ロマンティックは愛情関係を持ち、情熱的な恋を経験してきている。」「結婚前に性的偏倚のパターンがすでに確立されていると、結婚がうまくゆく可能性は少ない。」
著者:ジョージ.W.ヘンリー/訳者:大原健士郎
発行所:岩崎学術出版社
出版年:1974
言語:日本語
装丁:ハードカバー
本の状態:外カバーにヤケ・破れ・経年劣化あり。本体の天・地・小口・見返しにヤケあり。
本の長さ:378ページ
ASIN ‏ : ‎ B000JA1A3M
寸法・重量:21.6×15.8x 2.6cm/641g
レンタル料金:500円

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