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本の紹介:1965年版の異常心理学講座における犯罪心理学関係の研究は、この第5巻「社会病理学」の中に収められている。特筆すべきものは、意外に思われるかもしれないが、「戦時下の異常心理ー戦争神経症を中心として」である。戦争神経症とは、被害を受けた民間人ではなく、過酷な戦闘状況に置かれ続けた兵士たちの精神疾患である。戦前戦中の日本ではまともな統計がほとんどとられず、戦後は戦闘経験そのものがないので、この分野に関する文献が極めて限られる。「戦闘消耗」「恐慌反応」といった症状はほとんど知られていない。
編者:井村恒郎、懸田克躬、島崎敏樹、村上仁
発行所:みすず書房
出版年:1965
言語:日本語
装丁:ハードカバー
本の状態:函なし、天・地・小口・見返しにヤケあり、1か所破れあり。
本の長さ:503ページ
ASIN : B000JBF68Q
寸法・重量:21.6×15.7x 2.9cm/805g
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